第1週 早大2勝1敗 慶大2勝1敗
4/12(土) 早大逆転で先勝
8回 田中決勝打 東大松家好投するも惜敗

東大 1-2 早大

早大が逆転で東大を下し先勝した。1点を追う早大は6回、新人の本田がレフトへ同点の本塁打、8回には1死二塁から主将田中浩の中前適時打で勝ち越しに成功した。先発越智をリリーフした大谷が東大打線をノーヒットに抑える好投だった。東大は萩田の適時打で先制、松家が好投したが追加点が奪えず惜敗した。

勝ち越しタイムリーを放った早大田中浩選手
8回を被安打3で好投した立大小林投手
立大快勝
小林が好投

慶大 2-6 立大

立大が効率良く得点を重ねて慶大を振り切り先勝した。立大は1回、比嘉、友永の連続二塁打などで3点を先制、6回は加藤、7回には藤森慶、高橋佑の適時打で追加点をあげた。守っては先発の小林が8回を3安打2失点と好投した。慶大は4回に併殺崩れの間に1点を返し、8回にも得点したが小林が立ち上がりに失った初回の3失点が最後まで響いた。
4/11(日)
早大の連勝を止めた東大木村投手
東大 早大の連勝をストップ
木村、松家の継投で早大打線を抑える

早大 2-3 東大

東大が木村、松家の好継投で早大を下し、98年秋季の対早大3回戦以来の早大戦勝利をあげた。東大は3回、太田の適時打で先制、4回にも有馬、荻田の連続適時二塁打で2点を追加した。守っては先発の木村が好投、7回途中からリリーフした連投の松家が早大の反撃を断ち切った。早大は1回戦に続き打撃陣が元気なく、昨春からの連勝も14でストップした。
3打点をあげた慶大中村選手
慶大雪辱 1勝1敗タイ
主将中村3打点
立大15残塁の拙攻


立大 1-6 慶大

慶大が主将中村の3打点をあげる活躍で1勝1敗のタイに持ち込んだ。1回慶大は早川の適時打で先制、同点に追いつかれた3回には中村の適時二塁打で勝ち越し、5回には中村の2点適時二塁打などで4点をあげて立大を突き放した。投手陣は毎回のように走者を背負いながらも要所を締めた。立大は一度は同点に追いついたものの15残塁の拙攻で流れをつかめなかった。

4/12(月)
初先発を初勝利で飾った早大藤元投手
早大 勝ち点1
藤元、大谷の継投で完封

東大 0-4 早大

早大が藤元、大谷の継投で東大を完封、勝ち点をあげた。早大は2回に福本の犠飛で先制、6回には福本の適時二塁打、8回にも犠飛などで2点を追加してダメを押した。早大は7犠飛打の手堅い攻撃だった。リーグ戦先発の藤元は丁寧な投球で8回を3安打で零封した。東大は投手陣が力投したが、早大の継投の前に11三振を喫し得点を奪えなかった。
勝ち越しのタイムリーを放った慶大塩谷選手
慶大 勝ち点1
8回に大量点で逆転

慶大 7-2 立大

慶大が8回に打者12人を送る攻撃で一気に逆転、勝ち点をあげた。この回慶大は1死1、3塁から中村の適時二塁打で同点とし、続く塩谷の中前適時打で2点をあげ逆転、その後は立大リリーフ陣に痛打を浴びせ8安打で一挙7点を奪った。投手陣も立大に先制を許したものの4投手のリレーで立大の反撃を断った。立大は先発の小林が7回まで慶大打線を得点を許さず力投したが、8回に走者を背負った後に投げ急ぎ慶大打線に捕まった。
第2週 明大2勝 立大2勝
4/17(土) 明大 一場完封

東大 0-6 明大

明大のエース一場が東大打線を被安打6で完封、先勝した。1回明大は菅谷の適時二塁打などで2点を先制、2回にも宇都野、西谷の適時二塁打で3点を追加した。明大一場は走者を背負いながらも要所を締めて東大に得点を許さなかった。一方東大は先発の松家が初回いきなり失点、打線も好機をつかみながらも決定打が出ず完敗した。
完封勝ちの明大一場投手
完投勝ちの立大小林投手
立大 小林完投

立大 4-1 法大

立大が小林の好投で法大を下し先勝した。立大は2回、藤森慶の先制適時打と加藤の2点適時打で一気に3点をあげて試合を優位に進め、4回にも小林自らの適時打で追加点をあげた。守っても小林が散発6安打1失点で完投した。法大は7回に金丸の適時打で1点を返したもののそこまで。序盤の下敷領の失点が最後まで響いた。
4/18(日) 明大も連勝 勝ち点1
清代 リーグ戦初登板で完封

明大 14-0 東大

明大が7長打を含む18安打で大量14点を奪って大勝、連勝で勝ち点をあげた。明大の先発清代はリーグ戦初登板を2安打13奪三振の完封勝利で飾った。明大は序盤から倉持の本塁打などで小刻みに得 点を重ね、7回には西谷の適時三塁打など打者10人を送る攻撃で6点をあげて東大を圧倒した。東大は第1週に早大から1勝した勢いはなく完敗だった。
リーグ戦初登板完封勝利の明大清代投手と打のヒーロー明大倉持選手
立大連勝 勝ち点1
高橋佑が逆転打

法大 2-3 立大

立大が逆転で法大を下し連勝で今季1つ目の勝ち点をあげた。2点を追う立大は5回、1死2塁から多幡がレフトオーバーの適時二塁打で1点を返し、2死1、3塁から6番の高橋佑が右中間に2点適時二塁打を放って一気に逆転に成功した。守っても日野、大川が無四球継投で法大を振り切った。大川はリーグ戦初勝利。法大は初回普久原の先頭打者本塁打で先制、4回にも追加点をあげたが、先発福山が5回につかまり、打線も10三振を喫し連敗スタート。
逆転の適時二塁打を放った立大高橋佑選手
第3週 早大2勝 明大2勝1敗
4/24(土) 早大 大谷完投勝ち
先制本塁打も放つ

早大 5-1 法大

投打に活躍した早大大谷投手
早大が投打にわたる大谷の活躍で先勝した。早大は3回、大谷自らの本塁打で先制、4回には本田、武内の適時打などで3点を追加、9回には本田の本塁打でダメを押した。大谷は法大打線を散発6安打1失点に抑え、10三振を奪って完投勝ち。一方法大は投打に元気なく開幕3連敗。
慶大 合田完封勝利
結城秀の適時打による1点を守る

明大 0-1 慶大

慶大合田が再三走者を背負いながらも要所を締め完封勝ち。慶大は4回、2死3塁から7番の結城秀がレフト前に適時打を放って1点を先制、この虎の子の1点を合田が粘り強い投球で守りきった。明大は4本の二塁打を含む9安打を放ったが得点を奪えず、5回の1死1、3塁の好機も宇津野の右飛で本塁を狙った三塁走者の齋藤が慶大中村の好返球で憤死、終盤も再三好機をつかみながらも後続が絶たれ、合田にリーグ戦初完封を許した。
完封勝ちの慶大合田投手と決勝打を放った結城秀選手
4/25(日) 早大連勝 勝ち点2 
藤元 リーグ戦初完封
法大開幕4連敗

法大 0-3 早大

早大藤元が完封勝利で連勝、勝ち点を2とした。双方無得点で迎えた6回早大は武内が好投の法大福山からライトへ先制の本塁打、8回には無死満塁から島原がセンター前に2点適時打を放ちダメを押した。早大先発の藤元は8安打を打たれながらも丁寧な投球で要所を抑えリーグ戦初完封。法大は元気なく開幕4連敗で昨秋からの連敗は8となった。法大の開幕4連敗は1959年秋に4連敗(1分)をした以来で、8連敗は1953年春から秋にかけて2分を挟んで10連敗を喫して以来のこと。
リーグ戦初完封の早大藤元投手、先制本塁打を放った早大武内選手
明大圧勝 3回戦へ
清代16インニング連続無失点

慶大 2-10 明大

3安打2打点の明大幸内選手
明大が16長短打で10点を奪って慶大を圧倒、3回戦に持ち込んだ。初回明大は無死満塁から連続押し出しと幸内の適時二塁打などで4点を先制、2回以降も宇津野の本塁打などで追加点をあげて二桁得点を奪った。先発の清代は7回を内野安打1本に抑え、東大戦から16インニングを無失点の好投。慶大は投手陣が大量失点では終盤の反撃も焼け石に水だった。
4/26(月) 明大 勝ち点2 一場完投

明大 6-3 慶大

明大が序盤に長打攻勢で得点をあげ、6対3で慶大を下し勝ち点2とした。明大は3回、1回戦で完封された慶大合田から菅谷、原島の連続長打で3点を先制、4回には宇津野の2点本塁打で追加点をあげて試合を有利に進めた。エース一場も4回に3点を失ったものの、その後得点を許さず完投勝ちを収めた。慶大は5点を追う4回に中村の犠飛や塩谷の適時打などで3点を返したものの終盤は得点を奪えず、五投手の継投も実らなかった。
適時三塁打を放った明大原島選手
第4週 立大2勝1敗1分 慶大2勝
5/1(土) 早立 延長12回引分
早大大谷、立大小林 力投で譲らず

早大 1-1 立大

延長12回を早大大谷、立大小林が好投、ともに13三振を奪う力投で両投手譲らず引き分けた。先制したのは立大、4回に多幡が左越本塁打で1点をあげた。しかし後半はチャンスらしいチャンスも掴めなかった。早大は5回に2四球と敵失で1死満塁とし本田の犠飛で同点に追いつき、12回にも1死満塁の好機を掴んだが二者連続三振で得点出来なかった。
好投の早大大谷投手と先制本塁打を放った立大多幡選手
慶大圧勝 池辺2打席連続本塁打

慶大 8-1 東大

慶大が3本の本塁打を含む12長短打で東大を圧倒した。2回慶大は結城秀の本塁打で先制、3回は池辺のソロ、4回にも池辺が二打席連続の3ランを放って東大を突き放した。先発の合田は6回を無安打に抑える好投見せ東大の反撃を許さなかった。東大は先発の松家が序盤でつかまり、7回に4試合振りの得点をあげたがそこまで。
二打席連続本塁打を放った慶大池辺選手
5/2(日) 立大日野 ノーヒットノーラン達成
立大上重の完全試合以来4年ぶり21回目

ノーヒットノーランを達成した立大日野投手
立大 7-0 早大

立大の日野がノーヒットノーランを達成した。ノーヒットノーランは2000年秋に立大上重が完全試合を達成して以来4年ぶり21回目20人目(完全試合2回を含む)のことで立大の投手としては5人目。なお早大が無安打に抑えられたのは1957年秋の立大杉浦以来47年ぶり2回目。立大は2回、藤森慶の適時二塁打で先制、3回には多幡、比嘉の適時打、友永の2ランで一気に4点をあげて試合を優位に進めた。立大先発日野は序盤の大量点をバックに5四死球を与えながらもキレのある速球と変化球で早大打線を無安打に封じる見事な投球だった。
慶大連勝 勝ち点2
1年生加藤 初勝利

東大 2-7 慶大

慶大が早川の本塁打などで東大を下し連勝で勝ち点をあげた。1点を先制した慶大は3回以降早川の本塁打や代打小西の本塁打などで小刻みに追加点をあげ、初先発の1年生加藤を援護した。加藤は6回を2失点におさえリーグ戦初勝利。一方東大は木曽の適時二塁打などで2点を返したが、慶大の三投手の継投にかわされ5連敗。
3打点をあげた慶大早川選手
5/3(月) 早大快勝でタイ 4回戦へ
大谷 今季3勝目

本塁打を含む4安打4打点の早大田中浩選手
早大 9-2 立大

早大が大谷の好投と終盤の本塁打攻勢で立大を突き放し1勝1敗1分のタイとし、勝負は4回戦に持ち込まれた。1点のリードで迎えた7回、早大は2死3塁から田中浩がライトへ貴重な追加点となる2ラン本塁打を放ち、8回には代打秋山の2ランなどで4点をあげてダメを押した。先発の大谷は2点を失ったものの1回戦に続く好投で今季3勝目。一方立大は1回に多幡、3回に比嘉の適時打で中盤まで粘りを見せたが、逆転までいたらなかった。
5/4(火) 立大、早大を振切り勝ち点2
早大から6季ぶり

立大 7-4 早大

立大が序盤に効率良く得点を重ね、小林、日野のリレーで早大の反撃を抑え、対早大2001年春以来6季振りの勝ち点をあげた。初回立大は早大藤元の暴投で先制、2回に藤森慶の2ラン、3回には二番手大谷から高橋佑が2点適時三塁打、5回にも多幡の本塁打で前半戦でリード広げた。一方早大も5回に1点、6回には武内の本塁打、7回には山田悠の犠飛などで2点差に迫ったが、小林をリリーフした日野にかわされた。立大は9回に高橋泰の適時三塁打で貴重な1点を追加、粘る早大を振り切った。
2ラン本塁打を放った立大藤森慶選手(左)と2点適時三塁打を放った立大高橋佑選手(右)
第5週 明大2勝1敗 法大2勝1敗
5/8(土) 立大 逆転勝ち 小林完投で4勝目
明大一場 17三振奪うも5失点


立大 5-2 明大

立大が逆転で明大を下し先勝した。2点を追う立大は5回、1番加藤がライトへ2ラン本塁打を放ち同点とし、7回には1死2、3塁の好機に4番比嘉が右中間に2点適時二塁打を放ち勝ち越し、2死後手塚も適時二塁打を放って貴重な3点目をあげた。立大先発の小林は序盤に2点を失ったものの4回以降は明大打線を4安打無得点に抑え完投勝ち。明大はエース一場が立大から17三振を奪いながらも二桁安打を許し5失点、打線も宇津野の本塁打などで先行したが追加点を奪えず大事な第1戦を落した。

勝ち越し適時打を放った立大比嘉選手、完投勝ちの立大小林投手
法大 今季初勝利 中野完封

法大 9-0 東大

完封勝利の法大中野投手
法大中野が完封勝ちで昨シーズンから続いていた連敗を8でストップした。初回法大は松家の立ち上がりを攻め、藤田啓、田中彰の適時打などで大量5点を奪い主導権を握り、9回には藤田啓の2点適時打などで3点をあげてダメを押した。先発の中野は丁寧な投球で東大打線を2死球3安打で完封した。一方東大は松家が2回以降好投をみせただけに初回の大量点が響き、打線も元気なく3安打に封じられた。

5/11(火) 明大 延長戦を制す 1勝1敗タイ

明大 4-3 立大

明大が延長10回、代打倉持の犠飛で決勝点をあげ1勝1敗のタイに持ち込んだ。この回明大は先頭の田中啓が二塁打で出塁、西谷が送って4番菅谷の代打倉持がライトに犠牲フライを打ち上げ決勝点を奪った。先制したのも明大、2回に原島の2ラン、3回には菅谷の適時内野安打で序盤で3点をリードした。一方立大は3回に高橋泰の適時打で1点、8回には比嘉の適時二塁打で1点差とし清代をノックアウト、リリーフした一場から手塚が押し出しの四球で同点、なおも1死満塁と好機が続いたが、奮起した一場に連続三振を奪われ、9回の2死満塁も逃し勝ち越せなかった。
決勝の犠飛を放った明大倉持選手
東大 逆転勝ち 1勝1敗タイ
松家完投でリーグ戦初勝利

東大 4-3 法大

決勝適時打を放った東大升岡選手
東大が逆転で法大を破り1勝1敗のタイに持ち込んだ。3点を追う東大は8回、2死1塁から荻田が適時二塁打を放ち1点を返し、法大大引の2塁への送球がそれる間に荻田も一気にホームインして1点差とした。二番手鶴岡からなおも太田が二塁打で続き、杉岡の適時打で同点に追いついた。9回には1死2塁から升岡が中前適時打を放ち決勝点をあげた。守っても松家が5回に自らの暴投なので3点を失ったが他の回は安定した投球を見せ完投勝ち。法大は先制しながら終盤東大の粘りに屈した。
明大 勝ち点3
初回の大量点を一場守る

立大 3-8 明大

明大が初回の大量点で立大を下し、勝ち点を3とした。この回明大は、2死満塁から幸内の適時二塁打で2点を先制し、続く清水慎、宇津野も適時打を放ち一挙に6点をあげた。先発の一場は3点を失いながらも要所を締め、完投勝ち。一方立大は多幡の適時打などで反撃はしたが、先発した小林が失った8点はあまりにも大きかった。

先制二塁打と本塁打を放った明大幸内選手
法大 大量20得点 勝ち点1
中野完封

法大 20-0 東大

法大が先発全員安打全員得点で東大投手陣を打ち崩し大勝、今季初の勝ち点をあげた。初回、田中彰、松浦健が本塁打を放ち東大先発木村をノックアウトすると、その後も攻撃の手を緩めず5回に田中彰がこの日2本目となる本塁打を放ち、7回には7安打を集中させ6点を奪った。9回にも5点を加え、終わってみれば大量20得点の圧勝だった。東大打線は法大先発中野の前に散発3安打と沈黙し、反撃の糸口も掴めなかった。

2本塁打5打点の活躍をみせた法大田中彰選手
第6週 明大2勝1敗 法大2勝1敗
5/15(土) 早大快勝 大谷完投、明大を2安打12三振

早大 6-1 明大

早大打線が一場を攻略、快勝した。1点を追う早大は2回、小野塚の適時打で追いつき、5回には2死1、3塁から田中浩の適時打で勝ち越し、梁井の適時打も続きこの回3点を奪った。8回、9回にも得点をかさねダメを押した。守っても大谷が1回に自らの失策で1点を失ったものの2回からは立ち直り明大を被安打2で12三振を奪って完投勝ち。明大の先発一場は12三振を奪いながらも早大打線につかまり完敗。これで一場は各校のエース対決となる1回戦に東大に勝っただけの今シーズン1勝3敗。

3打点をあげた早大梁井選手
慶大も快勝
早川2ラン 先発合田、リリーフ日暮好投

慶大 6-1 法大

慶大が効率良く得点をあげ法大に快勝した。初回慶大は早川の適時打などで2点を先制、1点差に詰め寄られた7回には早川の2ラン本塁打と岡崎の適時打で3点をあげ法大を突き放した。先発の合田は7回1失点と好投、リリーフの日暮も好救援を見せた。法大は東大戦で2完封した中野が先発したが初回にいきなり2点を先制され、打撃陣も東大3回戦に20点をあげた勢いはなく完敗だった。

2ランを含む3打点をあげた慶大早川選手
5/16(日) 明大 西谷の4打点で勝利 1勝1敗タイ

明大 4-3 早大

明大が清代、一場の継投で早大を振り切り接戦をものにし3回戦に持ち込んだ。明大は3回、西谷がライトポール際に先制3ラン本塁打、同点とされた7回は二塁打で宇津野が出塁、犠打で1死3塁とし、またも西谷がレフト前にはじき返し勝ち越しに成功した。守っては同点から登板した一場が早大の反撃をかわし今季5勝目。一方早大は4回に秋山、小野塚の適時打で2点、6回には島原の本塁打で同点に追いついたものの8回1死3塁の好機を逃し万事休した。

4打点をあげた明大西谷選手
法大 福山完投勝ち 1勝1敗タイ

法大 4-1 慶大

法大が福山の完投勝ちで1勝1敗のタイに持ち込んだ。1回法大は普久原三塁打、山下適時打で先制、4回には松浦健の2ランで追加点をあげた。法大先発の福山は慶大打線を散発の5安打10三振で1失点完投勝利。慶大はワイルドピッチであげた1得点のみで元気なく敗れた。

完投勝ちの法大福山投手 2ラン本塁打を放った法大松浦健選手
5/17(月) 明大 一場力投 勝ち点4
早大追い上げ及ばず、5連覇消える


完投勝ちした明大一場投手
早大 4-5 明大

明大が一場の力投で早大を振り切り勝ち点を4とした。明大は2回、1死2塁から清水慎、大森の連続適時打で先制、5回には敵失と暴投で2点、7回にも敵失で追加点をあげた。三連投の一場は後半早大打線に1点差まで詰めよらたが、7安打4失点で完投した。一方早大は6回、田中浩の適時三塁打などで2点、8回には武内の2ラン本塁打で2点を返したが、あと1点及ばず、5、7回の失策が全て明大の得点に結びつき5連覇を逃した。
法大打ち勝ち、勝ち点2
田中 決勝本塁打
慶大も優勝の可能性消え、明大の優勝決定

決勝本塁打を放った法大田中彰選手
慶大 6-10 法大

法大が慶大に打ち勝ち今季二つ目の勝ち点をあげた。6対6の同点で迎えた7回、法大は田中彰の本塁打で勝ち越し、その後も追加点をあげて逆転勝ちした。優勝の可能性を持っていた慶大だったが打撃陣が一度は逆転したものの投手陣が法大打線に毎回の16安打10点を奪われ完敗。この結果、明大の12季ぶり31回目の優勝が決定した。
第7週 明大2勝1敗 立大2勝1敗
5/22(土) 明大一場完投 今季7勝目

明大 4-1 法大

明大一場が完投で法大を下し今季7勝目をあげた。明大は2回、清水慎の本塁打で先制、3回には菅谷の2点適時打で追加点をあげた。明大先発の一場は法大打線を13奪三振4安打1点に抑え完投勝ち。一方法大は3回に普久原の適時打で1点を返したものの完敗だった。

先制本塁打を放った明大清水慎選手
東大松家完投勝ち
7回に逆転 萩田決勝打


完投勝ちの東大松家投手
東大 3-2 立大

東大のエース松家が立大を4安打2点に抑えて完投勝ち。1点を追う東大は7回、無死から藤熊が二塁打で出塁、1死3塁とした後有馬の適時打で同点に追いつき、2死後荻田の適時二塁打で逆転に成功、8回にはレフト荻田の好返球で二塁走者を本塁で刺すなど攻守にわたり、東大ナインは立大を気迫で上回り先勝した。立大は3回に一度はリードしたものの小林が7回に逆転を許し打線も覇気なく敗れた。

5/23(日) 法大中野完封 被安打3、13奪三振
明法も3回戦へ

法大 6-0 明大

法大の中野が明大を完封、3回戦に持ち込んだ。法大は2回、井上の適時打で先制、8回には大引の2点適時二塁打など4安打を集めて一気に5点をあげて試合を決めた。先発の中野は緩急をつけた投球で明大打線を被安打3、13三振を奪って完封勝ち。明大は清代が8回につかまり、打線も元気なく完敗だった。

完封勝ちの法大中野投手、貴重な追加点をあげた法大大引選手
立大、東大を振切り3回戦へ
大川、日野の継投

立大 5-3 東大

立大が大川、日野の継投で東大を振り切り3回戦に持ち込んだ。立大は1回高橋泰の適時打で先制すると4回には荒井、7回には高橋泰、多幡の適時打で2点を追加して東大を突き放した。守っては継投策で東大の反撃を絶った。東大は8回に押し出しと升岡の適時打で2点差まで詰め寄ったが立大2番手日野にかわされた。

2安打2打点の立大高橋泰選手
5/24(月) 明大快勝 完全優勝
一場完封で今季8勝 シーズン107奪三振

明大 7-0 法大

明大が法大を下し勝ち点5の完全優勝を達成した。明大は4回、菅谷の2ラン本塁打で先制、6回にも宇津野の3ランで追加点をあげた。先発の一場は法大打線を被安打6、11三振を奪って完封勝ち。今季8勝目をあげた。一場は今季の奪三振を107とし、1シーズン記録リーグ歴代単独2位となった。

シーズン107三振を奪った明大一場投手と先制2ランを放った明大菅谷選手
立大大勝 勝ち点3
3回に猛攻13点 イニング最多得点のリーグ記録

東大 1-16 立大

4安打5打点の立大比嘉選手
立大が16安打で16得点をあげ大勝、勝ち点を3として3位以上を確定させてた。3回立大は1死から3連打で満塁とし比嘉が右中間に走者一掃の適時三塁打で3点を先制、その後も得点を重ねこの回打者17人を送る猛攻で10安打13点を一気にあげ、試合を決定づけた。1回戦で完投勝ちした東大の松家は3回に連打を浴び9失点で降板、東大は頼みの松家が集中打を浴び完敗した。なお、立大が3回にあげた13得点は昭和3年春に早大が記録した1イニング最多得点のリーグ記録に並ぶ大量点だった。

第8週 慶大2勝
5/29(土)
完投勝ちの慶大合田投手
慶大快勝
杉吉満塁本塁打 先発合田完投

対早大戦の連敗を10でストップ

慶大 7-2 早大

慶大が合田の好投と杉吉の満塁本塁打で快勝、対早大戦の連敗を10でストップした。慶大は2回、1死1、2塁から堤野の適時二塁打で先制、合田の内野安打で2点目をあげ、なおも1死満塁から杉吉が右越本塁打を放ってこの回大量6点をあげた。先発の合田は丁寧な投球で9回を2失点で完投した。早大は慶大を上回る安打を放ちながらも7回の猪坂の適時打であげた2点のみ、この試合まで防御率1位の大谷の乱調が誤算だった。

満塁本塁打を放った慶大杉吉選手
5/30(日) 慶大連勝 勝ち点3で単独2位

好投の慶大日暮投手
早大 2-9 慶大

慶大が連勝で勝ち点を奪い、単独2位を決めた。1点を追う慶大は4回、2死1、2塁から岡崎の適時打で同点、なおも満塁から四球で押し出しの逆点、代わった宮本から池辺、杉吉が連続適時打でこの回一気に5点を奪った。8回にも3点をあげてダメを押した。守っても日暮、合田の継投で早大打線を2得点に封じた。一方早大は初回に3連打で先制したものの、先発越智が4回に乱れて逆転を許し大量点を奪われ完敗した。

貴重な適時打を放った慶大池辺選手