第1週 早大2勝 慶大2勝
4/12(土) 早大大勝
越智、井上の完封リレー

好投を見せた早大越智投手
東大0-10早大

早大打線が13安打で10点をあげ、守っても越智、井上の完封リレーで幸先良いスタートをきった。1回敵失で1点を先制した早大は続く2回に打者一巡の猛攻を見せ、鳥谷の2点適時打などで一気に6点をあげて試合を決めた。先発の越智は7回を10三振を奪う好投、リリーフの井上も2回を無安打で抑えた。東大は合計15三振を奪われて完敗。
慶大清見完封

完封勝ちの慶大清見投手
法大0-1慶大

慶大の清見が2安打完封で慶大が先制した。双方無得点で迎えた8回、慶大は池辺と中村の安打で2死1、3塁と攻め、6番の結城秀が詰まりながらもライト前に落として決勝の1点を奪った。清見は三振は少ないながらも法大打線を2安打2四死球とほぼ完璧に封じた。法大は3塁も踏めず、好投の下敷領を援護出来なかった。
4/13(日) 早大 連日の大勝で勝ち点1

早大18-0東大

2ラン本塁打を放った早大鳥谷選手
早大が2本の本塁打を含む21長短打で大量18点をあげて大勝、勝ち点をあげた。早大は1回の比嘉のタイムリーを口火に4回の鳥谷の2ラン、7回に由田のランニングホームランなどで東大投手陣を粉砕した。東大は投手陣が二日続けて大量失点、守備陣も4失策、打線も無得点では試合にならなかった。
慶大連勝で勝ち点1
中村 決勝3ラン

慶大5-3法大

慶大が中村の3ランなどで法大を下し連勝、一つ目の勝ち点をあげた。1対1で迎えた3回、慶大は1死1、2塁から5番の中村が左中間に3ランを放って勝ち越し、1点差に詰められた9回には早川の適時打で5点目を奪ってダメを押した。一方の法大は先発の松本祥が早々とつかまり、打線が3回に佐々木、7回に村上のタイムリーなどで小刻みに反撃をしたが、慶大4投手のリレーにかわされ連敗した。

決勝3ランを放った慶大中村選手
第2週 明大2勝 法大2勝1敗
4/19(土) 一場完投で明大先勝
呉本、原島 本塁打

明大7-2東大

本塁打を放った明大呉本(左)、原島(右)の両選手
明大が呉本、原島の本塁打と一場の好投で東大を下し、先勝した。明大は2回、呉本の本塁打で先制、4回には原島の2ランなどで3点を加えて主導権を握り、守っても一場が2失点で完投した。東大は木曽のタイムリーなどで今季初の得点をあげたものの反撃もそこまで、開幕三連敗を喫した。
法大 今季初勝利

逆転の三塁打を放った法大大引選手
法大9-5立大

法大が立大投手陣の乱れに乗じ9点をあげて今季初勝利。1点を先制された法大は2回、2死満塁から9番の大引が左中間に走者一掃の三塁打を放ち逆転、その後は立大の若い投手陣の失策や暴投などのミスに乗じて突き放した。立大は6回に友永、福井のタイムリーで3点を返し、結局法大を上回る10安打を放ちながらも守りのミスが響いた。
4/20(日) 明大連勝 勝ち点1

先制二塁打を放った明大小林真選手
東大0-8明大

明大が4投手の完封リレーで東大を下し連勝で勝ち点をあげた。明大は2回、1死満塁から小林真の適時二塁打で2点を先制、その後も4つの押し出しなどで追加点をあげた。東大は投手陣が10個の四死球を与え完敗。
立大 大量点で勝ち、タイに
高橋佑、多幡の本塁打などで11得点

立大11-4法大

リリーフで好投した立大日野投手と初本塁打を放った高橋佑選手
立大が高橋佑、多幡の本塁打など15安打で大量11点をあげて1勝1敗のタイに持ち込んだ。1点を先行した立大は4回、高橋佑の本塁打を皮切りに打者11人の猛攻で一気に7点をあげ、9回にも多幡の2ランなどで3点を取ってダメを押した。投手陣は先発の三浦が6回まで好投、三番手に登板した日野が法大の反撃を封じた。法大は8点のビハインドから4点差まで追い上げたが、投手陣の失点があまりにも多過ぎた。
4/21(月) 法大 下敷領完封 勝ち点1
山下裕の適時打による1点を守る

5安打完封で初勝利をあげた法大下敷領投手
法大1-0立大

法大が山下裕のタイムリーによる1点を下敷領が守り切り完封、今季初の勝ち点をあげた。法大は5回に無死1、3塁から、山下裕が立大小林投手の甘く入ってきた変化球を右前へ弾き返し先制、その1点を下敷領が立大打線を5安打に抑え完封、今季初勝利をあげた。立大は前半2度の満塁のチャンスを活かせなかったのが痛かった。
第3週 早大2勝 明大2勝1敗
4/26(土) 早大 立大を振り切り先勝

勝ち越し三塁打を放った早大鳥谷選手
立大4-7早大

同点で迎えた8回、早大が2死から青木宣が出塁、続く鳥谷が左中間を破り決勝の1点を奪い、その後も連打で立大を突き放し先勝した。1点を先行された早大は星野の二塁打で追いつき、5回には由田の2ランで勝ち越した。一方の立大は8回、多幡、高橋佑の連続長打と比嘉の2ランで一時は同点に追いついたが、日野が2死から打たれ力尽きた。
完投勝ちの慶大清見投手、2安打2打点の慶大早川選手
慶大も開幕3連勝
清見完投で3勝目

慶大6-1明大

慶大清見が明大打線を5安打1点に抑え完投勝ち。3回慶大は1死満塁からフィルダースチョイスで先制、続く早川の適時二塁打などで一気に4点を先制した。明大に1点を返された7回に中村、8回には松田のスクイズでダメを押した。明大は先発の牛田が3回につかまり、一方的な展開で完敗した。慶大は開幕3連勝。
4/27(日) 早大 開幕4連勝 勝ち点2
清水完投で2勝目

完投勝ちした早大清水投手
早大5-2立大

早大が清水の完投勝ちで開幕4連勝を飾った。双方無得点で迎えた7回、早大は1死2塁から由田のタイムリー三塁打で1点を先制、8回にも鳥谷の本塁打で追加点あげた。守っては清水が好投、立大の反撃を多幡の本塁打などによる2点に抑えた。立大は二番手に登板した新人本田が好投したが、1回戦に続き終盤に投手陣がつかまり連敗。
明大 一場完投勝ち
1勝1敗タイに

完投勝ちの明大一場投手
明大3-1慶大

明大の一場が慶大を5安打1点に抑え完投勝ち、1勝1敗のタイとした。明大は1回、呉本の適時打で先制、2回にも小林真の犠飛で追加点を上げた。1点差とされた8回には押出しで3点目をあげた。明大の一場は9回の1死満塁のピンチを三振、右飛で切り抜け逃げ切った。慶大は6投手のリレーで明大を5安打3失点に抑えたが、打線が池辺の本塁打の1点だけに封じられ、今季初の黒星を喫した。
4/28(月) 明大 勝ち点2

貴重な追加点をあげた明大田中啓嗣選手
慶大1-4明大

明大が三投手のリレーで慶大を1点に抑え2つ目の勝ち点をあげた。1点を先行された明大はその裏すぐに反撃、2死から死球、安打で1、2塁とし、代打松下が右越えの逆転タイムリー二塁打、なおも四球をはさみ田中嗣の中越え二塁打で2点を加えて一気に4点をあげた。その後慶大の反撃を二番手佐藤賢、三番手一場が守りきった。慶大は4回に早川のタイムリーで先制したものの頼みの清見がつかまり、打撃陣も6安打1点に抑えられた。
第4週 早大2勝 明大2勝1敗
4/26(土) 早大 16得点で圧勝
清水3勝目


投打に活躍した早大清水、坂本のバッテリー
早大 16-3 法大

早大が法大投手陣に5本の二塁打を含む16安打を浴びせ大量16得点で圧勝した。2回早大は坂本の2点タイムリーで先制、5回にも坂本、青木宣のタイムリーで追加点をあげて試合を優位に進め、その後は打線が爆発、法大が繰り出す4投手を粉砕した。法大は頼みの先発下敷領が5回につかまり、その後は勝負にならなかった。
慶大 1点を守り先勝
松田本塁打、清見4勝目

本塁打を放った慶大松田選手
東大 0-1 慶大

慶大が松田の本塁打であげた1点を清見、川口のリレーで東大を零封、先勝した。双方無得点で迎えた4回慶大は先頭の松田がレフトへ先制のホームラン。この虎の子の1点を清見が8回まで東大を無得点に抑え、9回に清見の突然の降板をうけて急遽登板した川口が東大の後続を断ち守りきった。東大は慶大を上回る9安打を放ちながらも得点できず好投の投手陣に打線が報えなかった。
4/27(日) 早大開幕6連勝 勝ち点3
4本塁打で圧倒

法大 2-10 早大

初勝利をあげた早大大谷投手、2本の本塁打を放った早大田中選手
早大が4本の本塁打などで法大を圧倒、開幕6連勝で勝ち点を3に延ばした。2回に1点のリードを許した早大はすぐに反撃、坂本、田中の本塁打で逆転に成功、3回には代打山田悠の適時打などで3点を追加、7回は田中、鳥谷の2本の2ランで4点をあげて2試合連続の二桁得点で圧勝した。守っては二番手大谷が好投、ロングリリーフで初勝利をあげた。法大は連日の二桁失点で完敗。なお、早大は昨秋からの連勝を12として、早大のチーム記録である11連勝を上回った。
慶大連勝 勝ち点2

慶大 5-0 東大

先制タイムリーを放った慶大池辺選手
慶大が8回に集中打を浴びせ連勝、2つ目の勝ち点をあげた。双方無得点で迎えた8回、慶大は2死2塁から池辺がライト前に先制タイムリー、1点を追加した後、6番結城秀がライトへ3ランを放ってこの回一気に5点をあげ試合を決めた。東大は先発木村が力投したが、打撃陣が今季6試合中5試合目の完封負けを喫し、この2試合好投の先発陣を助けられなかった。
第5週 明大2勝 立大2勝
5/10(土) 一場完投 明大先勝

明大 2-1 法大

完投勝ちの明大一場投手
エース一場が法大打線から9三振を奪って完投勝ち、明大が先勝した。1点を追う明大は6回、1死1、2塁から原島の内野安打が二塁手の悪投を誘って同点、続く齋藤の犠飛で勝ち越しの成功した。法大は先発猪子が好投したが、打線が散発の5安打と揮わず惜敗した。
立大 先勝
多幡、友永 本塁打。日野 初勝利

東大 2-5 立大

先制2ランを含む3安打3打点の立大多幡選手
立大が多幡、友永の本塁打などで5点をあげ、初先発の日野が好投して先勝した。1回裏立大は3塁にランナーを置いて多幡がレフトへ2ランを放って2点を先制、8回には友永の本塁打でダメを押した。立大の先発日野は8回まで東大打線を3安打に抑え、9回にボークなどで2点を奪われ、平田のリリーフを仰いだものの初勝利を飾った。東大は1回1死1、3塁と先制のチャンスを掴んだが4番河原が併殺に倒れ、好機を逃したのが響いた。
5/11(日) 明大 勝ち点3
大量点で一気に逆転

法大 2-9 明大

逆転二塁打を放った明大小林真選手(上)、2本の三塁打を放った明大田中嗣選手(下)
明大が逆転で法大を下し連勝、勝ち点を3に延ばした。2点を追う明大は6回、2死から原島の二塁打と連続四球で満塁とした後押し出しの死球で1点差とし、続く小林真がレフトへ2点タイムリー二塁打を放って逆転に成功、なおも代打松下、田中嗣の長打で大量8点を奪った。このリードを牛田、岡本のリレーで法大を初回の2点のみに抑えた。法大は初登板の福山が好投、6回2死まで明大打線を抑えたが、リリーフの中野、山下哲が四死球を連発して痛打を浴び逆転を許した。
立大 勝ち点1
本田 完投で初勝利

立大 7-1 東大

初先発を完投勝利で飾った立大本田投手、先制タイムリーを放った立大有留選手
立大の本田が初先発で初完投勝利をあげ立大が連勝、勝ち点をあげた。4回立大は有留のタイムリーなどで4点をあげ先制、その後も追加点をあげ、初先発の1年生本田を援護した。立大本田は結局東大打線を8回まで零封、9回に1点を失い惜しくも完封を逃したものの被安打5で完投勝ち。東大は先発木村が好投したが、守りのミスもあり開幕8連敗。
第6週 早大2勝1敗 慶大2勝
5/17(土) 早大 開幕7連勝
清水 完封


早大 6-0 明大

優勝を争う早明1回戦は早大打線が明大のエース一場をノックアウト、守っては清水が散発の4安打で完封、優勝に大きく前進した。早大は1回、比嘉が一場の変化球をとらえレフトスタンドに先制の2ラン、小刻みに追加点を上げた後、6回には鳥谷、比嘉の連続タイムリーで2点をあげてダメを押した。早大清水は安定した投球で明大に三塁を踏ませず完封勝利。明大は頼みの一場が4回1/3で降板しては、勝ち目がなかった。

4安打完封勝利の早大清水投手、先制2ランを含む3安打3打点の早大比嘉選手
慶大 先勝
清見 完封


完封勝利の慶大清見投手、先制本塁打を放った慶大結城秀選手
立大 0-4 慶大

慶大の清見が立大を6安打で完封、慶大が先勝した。慶大は2回、結城秀の本塁打で先制、5番中村の2本の本塁打などで追加点をあげて試合を有利に運んだ。清見は毎回のようにランナーを背負う投球だったが、要所を締め得点を許さなかった。立大は4回、5回に2イニング連続で1死1、3塁の好機をつかんだが後続が倒れ、同点機を逃したのが最後まで響いた。
5/18(日) 明大 タイに持ち込む

明大 7-3 早大

明大が二番手に登板した佐藤賢の投打にわたる活躍で早大を下し1勝1敗のタイに持ち込んだ。2点を先行された明大は3回に齋藤の本塁打で反撃を開始、4回にワイルドピッチで同点に追いつき、続く5回には倉持の本塁打で勝ち越し、7回には好投の佐藤賢が自ら2ランを放って早大を突き放した。明大の安打は5本だけだったが効果的な3本の本塁打だった。一方の早大は武内の本塁打などで先制し、試合を有利に進めるかに見えたが明大の左腕佐藤賢の前に打線が沈黙、昨秋からの連勝が13でストップした。明大佐藤賢は今季好調の早大打線から7回で11三振を奪う好投でリーグ戦初勝利。

投打に大活躍の明大佐藤賢投手
慶大連勝 勝ち点3

慶大 2-0 立大

慶大の小林康が初先発を完封勝利で飾った。慶大は3回、2死2塁から池辺が左中間へ先制二塁打、5回にも池辺が適時打を放って追加点をあげた。慶大先発の小林康は再三ランナーを背負いながらも要所を抑え8安打4死四球で完封勝ち、慶大が連勝で勝ち点を3に延ばした。立大は慶大を上回る安打を放ちながらも、拙攻の連続で9回の1死満塁の好機も後続が絶たれ、2試合連続の二桁残塁で完封負けを喫した。

初先発を完封で飾った慶大小林康投手、貴重な2打点をあげた慶大池辺選手
5/20(火) 早大 勝ち点4 単独首位

早大 4-3 明大

早大が逆転で明大を下し、勝ち点4で単独トップに立った。1点を追う早大は6回、2死3塁から2回戦で抑えられた明大佐藤賢から4番の比嘉が内角のストレートをレフトスタンドに打ち込む2ランで逆転に成功、先発清水が2桁安打を打たれながらも1点を守りきった。先手をとったのも早大、1回に武内、由田のタイムリーで2点を先制、一度は逆転を許したものの主将比嘉の値千金の2ランだった。明大は小林真の本塁打で一時は勝ち越したものの、エース一場が早々と佐藤賢に継投せざるをえなかった一場の出来が誤算だった。

写真:逆転2ランを放った早大比嘉選手(上)、先制タイムリーを放った早大武内選手(下)
第7週 明大2勝 法大2勝
5/24(土) 明大 一場完投で先勝

明大 3-1 立大

投打に活躍した明大一場投手
明大の一場が毎回走者を許しながらも立大を1点に抑え完投、先勝した。明大は2回、1死1、3塁から斎藤がレフトへ先制タイムリー、同点とされた4回には一場自ら右越え二塁打で2点をあげた。明大一場は毎回の9安打を打たれながらも有留のソロ本塁打による1点に抑え完投勝ちした。立大は打撃陣が安打は放つものの相変わらずの拙攻、先発の平田も相手投手に決勝の二塁打を打たれるなど慎重さに欠いた投球だった。
法大 15得点大勝

東大 1-15 法大

逆転二塁打を放った法大普久原選手(左)、3ランを放った法大村上選手(右)
法大が3本の本塁打を含む13安打で大量15点を奪って先勝した。法大は2回、普久原の二塁打などで5点をあげて逆転に成功、4回には村上、佐々木の二者連続ホームランなどで5点を追加して東大を突き放した。東大は1回、杉岡の二塁打などで幸先良く1点を先行したが、投手陣が大量失点で今季9連敗。東大の11季連続の最下位が確定した。
5/25(日) 明大 連勝 勝ち点4 優勝争いに残る
原島全打点、岡本好投

立大 2-3 明大

全打点をあげた明大原島選手
明大が立大を下し連勝、優勝戦線に踏みとどまった。明大は1回、原島の2ランで先制、同点で迎えた7回には1死1、2塁から再び原島がセンター前へタイムリーを放って決勝点をあげた。先発岡本は7回を2失点と好投、8回の1死2、3塁のピンチに三人目の一場が登板、2者連続三振で切り抜けて立大の反撃を断ち切った。立大は2回に高橋泰のタイムリーなどで同点に追いついたものの、8回の好機をいかせず惜敗した。
法大 連日の大勝 勝ち点2
猪子 初完封、佐々木2試合連続3ラン

法大 17-0 東大

法大が19長短打で17点をあげて圧勝、勝ち点を2とした。法大は4回、猪子の先制タイムリ−など打者11人を送る猛攻で一気に7点を先行、その後は佐々木の3ランなどで得点を重ね東大投手陣を粉砕した。法大先発の猪子は大量点をバックに5安打1死球でリーグ戦初完封。東大は二試合連続二桁失点で完敗だった。

2試合連続の3ランを含む5打点の法大佐々木選手、初完封勝利の法大猪子投手
第8週 明大2勝
6/1(日) 早大 打撃戦を制し先勝 優勝に王手

慶大 7-10 早大

4万の観衆を集めて行われた慶早1回戦は早大が打撃戦を制して慶大に先勝、三連覇に王手をかけた。早大は初回、由田の適時打で先制、5対5の同点で迎えた5回裏には田中の適時打で勝ち越した。そして8回、武内が早大学生で埋まるライトスタンドに3ランを放ってダメを押した。一方慶大はエース清見が早大打線につかまるも、打線が奮起、3回には池辺の本塁打で一時は勝ち越し、4回にも堤野が2点適時二塁打で同点とするなど、粘りを見せたが投手陣が早大打線を止めきれなかった。

ダメ押し3ランを放った早大武内選手(上)と3安打2打点の早大由田選手(左)

一時は同点に追いつく2点適時二塁打を放った慶大堤野選手
6/2(月) 早大 3連覇 35回目の優勝

早大 11-1 慶大

早大が慶大を圧倒して今季6試合目の二桁得点で連勝して勝ち点を奪い、三季連続35回目の優勝を勝ち点5の完全優勝で飾った。1点を先制された早大は2回、2死満塁からパスボールで一気に二人の走者がホームにかえり逆転に成功、5回には比嘉、武内、由田の連続タイムリーで5点を追加して試合を決めた。守っては今季不調だった越智が慶大打線を散発の8安打1点に抑え、10三振を奪って完投した。慶大はこれで早慶戦8連敗。早大打線は昭和7年(1シーズン制)の97得点(早大)を上回る100得点、昭和43年春に法大が記録したシーズン最高チーム打率3割4分6厘を上回る3割4分7厘と二つの連盟記録を更新した。

完投勝ちした早大越智投手(右)、首位打者を獲得した早大由田選手(左)