早稲田大学
應武 篤良 監督
 2006年度の早稲田大学野球部は一球こだわる野球(一球入魂)を目標としてスタートを切りました。
 オフシーズンでは野球に対する甘さをすてさせ、走りこみ、基本練習を徹底的にこなし野球の原点を全員で見つめなおしました。2月にはアメリカロサンゼルスでキャンプを行い現地大学と5試合を戦いました。3月からのオープン戦期間では28試合を組み、現在も連日試合をこなしています。オフシーズンでの集中練習、アメリカキャンプでの経験、そして多くの試合を通じ厳しい練習をこなしてきたことが生かされ、必ず良い結果に結びつくと信じております。今年も投手を中心に守って、1点にこだわり、競い勝てる野球ができるようなチーム作りを目指していきたいと思います。
 今期の目標はもちろん優勝することです。一点にこだわる守りの野球を実践していくには投手陣のがんばりが絶対条件になります。最終学年となったキャプテンの宮本、大谷を中心にリーグ戦経験豊富な井上、新人戦で活躍した須田に加え新たな戦力となる1年生に期待しています。打撃面に関しては絶対的なスター選手がいるわけではないので、少ないチャンスをものにできるようにみんなで繋ぐ攻撃をしていきたいと思います。私たちは挑戦者である、という気持ちを忘れずに一戦一戦を大切にして戦い、ファンの皆様に素晴らしい試合をお見せしたいと思います。
 今後とも東京六大学野球、早稲田大学野球部を何卒宜しくお願い致します。
慶應義塾大学
相場 勤 監督

 今シーズンより慶應義塾大学野球部を率いることになりました相場勤です。チームの優勝を目指すことはもちろんですが、東京六大学野球発展のため、また大学野球界発展のため全力を尽くして行きたいと思います。
 さて、我がチームですが昨年からのメンバーがセンターラインを中心に残っており、安定した戦いを期待できますが、チーム内の競争も厳しく、新戦力の台頭も楽しみにしていただけたらと思います。布陣としましては強力な左投手陣を野手が守備で盛り上げる一方、点を取られたら取り返す気迫ある打線を展開して対戦校に立ち向かっていきたいと考えます。また今春は3年に一度の米国キャンプも催行し、選手は本場にて大いに刺激を受け、新たな価値観を見出して野球に取り組んでいるものと思います。
 昨秋5位、早慶戦春秋敗戦の悔しさをバネに冬のトレーニングから全員が一丸となって力量アップに取り組んできました。「エンジョイベースボール」の真価を発揮し、グランドを駆け巡る選手に熱いご声援を賜りますよう、よろしくお願いします。
明治大学
川口 啓太 監督

 今年2月、久々に明大野球部は東京を離れ、静岡県島田市でスプリングキャンプを張りました。バッテリーを中心とした“守る野球”に比重を置き、失点の少ないチームを目指しての練習でした。
 昨年は、投手陣に不安を抱えながらの戦いでしたが、今年こそ最上級生で副将になった清代と、神宮での試合経験を積み重ね成長してきた水田、久米、古川、白石の3年生カルテットが奮起することでしょう。
 打撃陣は、キャプテン松下と大久保を軸とし、つなぐ打線に徹したいと思っています。
 今秋予定されている東府中へのグラウンド移転、多くの野球人を輩出した島岡球場に、また、素晴らしい伝統を築き上げてこられた先輩方に感謝しつつ、チーム一丸となって戦っていきたいと思っております。
 明大野球部へのご声援をよろしくお願い致します。 法政大学
金光 興二 監督

 監督として四年目を迎え、心新たに新チームのスタートをきりました。
今年のチーム方針として“真のチャンピオンを目指して!”(「技は心なり」の精神で全てはチームのために)のスローガンのもと、4月8日開幕の春季リーグ戦に向け、日々練習に取り組んでまいりました。2月18日から28日までの鴨川キャンプ及び約30試合のオープン戦も順調に消化し、チームもリーグ戦経験者を中心に着実に力をつけ、総合力も確実にアップしております。
 今春の目標は「連覇」でありますが、連覇の鍵は、一にも二にも投手陣の頑張りといえます。その投手陣ですが、昨秋4勝し優勝に貢献した三年生の平野(貴)(右)が中心となりますが、最終学年を迎えた荒瀬(左)、鶴岡(右)、平塚(右)、錫木(右)の四年生が投手陣をどのように引っ張っていくか大いに期待しております。また、三年生の長江(右)、二年生の小松(右)も着実に力をつけており、どのような投球をするのか楽しみにしております。
 次に攻撃面ですが、昨秋1番から4番を打ち、ともにベストナインに輝いた大引(右)、須藤(両)、西川(左)、金丸(右)は確実にレベルアップしており、また四年生となり自覚と責任感にも溢れ今春も攻撃陣を引っ張ってくれることを期待しております。
また、4人の前後を打つことが予想される四年生の秋本(左)、前原(右)、三年生の谷中(左)、二年生の松原(左)の活躍にも期待しております。
 いずれにしても、「ディフェンス重視」の野球で一戦一戦粘り強く戦い接戦をものにしていきたいと思っております。 東京大学
大沼 徹 監督

 2度目の監督の2年目となり、現在の六大学野球と各チームの状況、また現代大学野球選手気質もだんだんとわかってきました。そして、我がチームの選手に私の考えも徐々に浸透してきていると思います。今年は私自身も勝負の年ですし、ぜひ昨年目標としながらできなかった勝ち点を取って、最下位脱出を果たしたいと思います。昨年は、打力のなさから、せっかく投手陣が踏ん張っているのに、得点することができず敗れた試合が多くありました。新チームになってから、徹底的に打力中心の練習をしてきました。その結果、打てる選手がだいぶ増えてきました。投手陣は充実していますので、両者をうまく噛み合わせ、何とか勝ち点に結び付けたいと思います。ぜひ神宮に応援に来ていただき、そして勝利の喜びを共有していただきたいと思います。 立教大学
坂口 雅久 監督
 本年は昨年までの中心選手が卒業し、バッテリー、野手ともに新しい顔ぶれのチームになりました。投手は左の池田、本田、菊池の3人が中心となり、右の3年生投手陣、川俣、桑鶴、高橋信、間嶋らの台頭もあり、競争の激しい投手陣になります。捕手は伊藤健、東、小笹の3人がポジション争いをし、場面に適応した出場となります。野手はリーグ戦経験のある大西、渡辺、鈴木雄、田島らが中軸となり戦っていくことになりますが、早瀬大、中山、五十嵐といった新1年生の戦力にも期待をしており、つなぐ野球を実践していきます。
 全選手一丸となり、7年ぶりのリーグ戦優勝を目指して戦って参りますので、本年も東京六大学野球並びに立教大学野球部への変わりないご声援とご協力の程宜しくお願い致します。